2013年6月10日月曜日

Chromebook PixelでChromeにショートカットキーを拾われることなくシェルに伝える方法

Google IOに参加した方(名前を出す許可が貰えたら名前に置換します)にChromebook Pixelを貸していただくことができたので、色々試してみました。

僕は普段プログラムを書くのにEmacsとChromiumとシェルぐらいしか使用しないので、Chromebook PixelではブラウザはChromeを使い、後はSSHで母艦やVPSに接続し、そこでEmacsを使えばChromebook Pixelでもプログラムを不自由なく書くことができそうです。

Chromebook Pixelではデベロッパーモードに入ることなく、SSHを利用することができます。Chrome拡張のSecure Shellを利用する方法や、Ctrl + Alt +tでCroshというタブを開き、そこでSSHを使用する方法があります。
しかしどちらもChromeのタブとして開かれることが致命的で、Emacsを使用するのに重要なキーの一部が、Chromeのショートカットキーとして動作してしまいます。例えば、C-n(Ctrl + n)はEmacsでは次の行に移動する基本的な動作ですが、Chromeのタブとして開いているため、新しいChromeのウィンドウが開きます。これではとてもEmacsを使えません。
さらに困ったことに、ショートカットキーを編集する系の拡張を利用しても、一部のショートカットキーを無効にすることができません。C-nも。

そこでCrosh Windowです。
これもChromeの拡張なのですが、先程のCroshをChromeの外で起動することができます。これによりChromeにキーを奪われることなくSSHを利用することができます。

Chromebook Pixelは3:2と縦方向に解像度が高いとても良いディスプレイを持っています。
単体では開発にはあまり向かないですが、この方法を利用すれば普段あまりGUIを使わずに開発している人にとってはとても開発に使いやすいマシンになるのではないでしょうか。


※この写真ではChromebook Pixelから別のマシンにSSHを使いログインし、Emacsを起動していますが、Crosh Windowは使用していません。タイトルバーの有無程度しか見た目の差はありませんが。
※無線LANとBluetoothを無効化し、USB接続のWiMAXを使用しています。


1 件のコメント:

  1. こんばんは。夜な夜な自分のChromebook(C300MA)をJAVA開発マシンにどうすればなるのか検索したらたどり着きました。うらやましい、ピクセル使ったことあるんですねー。未だに欲しいものランキングBEST3に入ります。

    日本で発売まだかなぁ。。。

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